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Interviews
(インタビュー)

特定のトピック、製品、サービスに関連する人々の態度と動機について理解する。

インタビューとは、特定のトピックについて人々が自らの考え方を表現し、各位の考えを明確にするための一対一の会話です。 インタビューは、人々が世界をどのように体験しているかを理解し、彼らの行動理由を理解することに役立ちます。

インタビューは柔軟な研究ツールです。 情報を収集する、専門家やユーザー、顧客、主要なステークホルダーから学ぶために、プロセスの多くの段階で使用することができます。 通常、インタビューはみなさんが創造する製品やサービスに影響を受ける人々に対して実行します。

収集した情報は説得力のあるストーリーを伝えるために整理する必要があります。そこには、これにはメモ、録音・録画、引用等の組み合わせで、最も興味深く、関連性のある発見内容を示します。学習したことを、共有理解の形成、意思決定、新しいアイデアに気付かせることに使いましょう。

3人
90分

What you’ll need

  • ペン
  • ノート
  • 記録者
  • 司会者
  • インタビューの対象者
  • 録音・録画装置
  • ディスカッションガイド

Prerequisite Activities

準備

step 1

調査計画の作成

全ての調査またはテストは、常に調査計画から開始します。データや情報を収集する理由を理解しましょう。手順指示とテンプレートについては、調査計画を参照してください。

以下の領域の変更を考慮してください。

  • ディスカッションのトピック:何を理解したいか? 参加者にどのようなトピックや質問を尋ねるか? どのようなタイプの会話を行いたいか、また、参加者について理解したい内容を決定します。一般的な用途とライフスタイルのパターンについて知りたい場合は、会話の進行に伴って新たな質問が形成される、自由回答式のインタビューを計画しましょう。機能に関する前提条件の検証や報告された問題の理解など、特定の事柄について知りたい場合は、これらの問題に関連する特定の質問を計画します。ナレッジギャップによる行動の中で、未知の部分は、より詳細な情報が必要な箇所の起点である可能性があります。
  • 役割:他に関わっている人物は誰か? インタビューには、インタビュー対象の参加者、司会者、記録者の3人のキーパーソンが必要です。司会者と記録者は、同一人物であってはなりません。これは、インタビュー中にメモを取ることに気を取られて、司会者が積極的に参加者から意見を聞くことができなくなるためです。他言語の話者にインタビューする場合は、通訳者を用意しましょう。参加者が自分の言語で安心してコミュニケーションを取るのに役立ちます。
  • 参加者の条件:募集する人物は誰か? インタビューを行う人数は何人か? テーマを最も理解している人物、またはテーマに関わる体験がある人物を探します。ターゲットユーザーのプロファイルに適合するユーザーを見出し、プロファイルの種別ごとに5〜8人にします。初心者から専門家まで、様々なバックグラウンドを考慮しましょう。
  • 期間:インタビューにかかる時間はどれくらいか? インタビューの時間は45〜90 分を予定します。参加者が疲労を感じたり、トイレ休憩が必要になったりするため、90 分を超えないようにします。
  • 場所と環境:インタビューが行われる場所はどこか? 研究所または貸し施設か? リモート会議か、会議室かの中でか? その場所は、参加者が通常製品やサービスとのやり取りのコンテキストを持つ場所ですか? コンテキストの中でのインタビューの場合は、コンテキスト調査 アクティビティを参照してください。 司会者、参加者、および記録者が会話する座席を選んで、全員着席の上、対話します。
  • データ収集方法:データはどのように収集しますか? セッションは記録しますか? 参加者に録音が可能かどうかを尋ねます。これは、報告の際にインタビューの様子を思い出すのに役立ちます。記録者は、セッション中にメモを取るペンとノートを持参します。司会者および記録者は、セッション後の報告中にメモとオーディオを確認することができます。
  • お礼:参加者には、薄謝を渡します。これは、少額の残高がチャージされているコーヒーショップのギフトカード、もしくは商品等があります。
step 2

ディスカッションガイドの作成

ディスカッションガイドテンプレートを使用すること。テンプレートには、みなさんが利用できる質問例がいくつか含まれています。みなさんが、探究したいと思う追加および特定のディスカッションのトピックや質問をを書き留めておきましょう。

このディスカッションガイドは、会話のきっかけになります。参加者と話す前に何を話すべきかというアイデアのヒントになります。一般的な会話の骨組みを提供し、また、新しいトピックやテーマを出現・調査するための余地もあります。ある質問からはそれほど多くの議論が発生せず、ある回答は創造性を刺激しない可能性があるため、柔軟なやり方になっていることが大切です。参加者から学びながら、その回答に応じて質問を更新、改善、詳細化できるように、機会を活用しましょう。

一般的な会話のフローは以下の通り。

  • 自己紹介 (5 分)
  • 会話の意図の設定
  • 安心して会話ができるスペースの設定
  • 参加者の背景の理解 (10 分)
  • ディスカッションのトピックの探究。質問を活用して会話を誘導する。 (45 – 60 分)
  • まとめ (10 分)
step 3

参加者の募集と資材の準備

質問対象の参加者を募集します。募集方法の一部に、業者との協力、オンライン募集、各大学への広告掲示などの方法があります。研究の目的を参加者に説明し、 お礼を渡します。

NDA (守秘義務契約書)、謝礼、記録機器等を準備しましょう。

step 4

ディスカッションガイドの試験

チームと共に、インタビューセッションとディスカッションガイドを試験的に実施します。各自がその役割、目的、日程、ディスカッションのトピックを理解していることを確認します。






手順

step 1

現地到着

快適な環境のスペースを準備します。司会者が参加者に最も近くなるように座席を配置し、記録装置、書類およびディスカッションガイドを配置します。

step 2

紹介から開始

ディスカッションガイドを参照します。参加者に挨拶し、時間を割いてくれたことに感謝を述べます。各人を紹介します。会話の意図を設定し、全員が今日ここにいる理由を説明します。

安心して会話ができるスペースを確保しましょう。みなさんがそこにいる理由は、参加者について知るためであり、間違った答えというものはないと言葉にしましょう。録音やメモの目的は、内容の理解と参考に使うためであると説明します。守秘義務について説明し、口頭で同意を求めます。

step 3

会話へのいざない、容易化

参加者の背景を理解します。これらの質問は、司会者と参加者の間に共感的な関係を確立するのに役立ちます。参加者の行動、ボディランゲージ、声のトーンに注目しましょう。参加者はリラックスしていますか?

step 4

深掘りして探究

最も時間を割くのはここです。核となるトピックに焦点を当てます。ディスカッションガイドの質問をガイドラインとして使用し、参加者が自身の視点についてより多くを共有できるようにします。

インタビュー中に以下の方策を実行しましょう。

  • フォローアップの質問をする。 質問によって、参加者の見解を明確にしたりより深く掘り下げます。yes/no式の質問は最小限にとどめます。自由回答式あるいはなぜ?回答式の質問をし、より詳細をつかみます。次の質問を考慮しましょう。
    • 何を思っていましたか?
    • そこで何を考えたかを教えてください。
    • あなたが体験したことについてもっと教えてください。
    • なぜ、そうなりますか?
  • 記録を検証する。聞いた内容を繰り返して、参加者が共有した情報を検証します。
  • 次の質問に移る前に小休止する。参加者が発言し、各自の考えを共有することができる余地を確保します。参加者に発言を促してから12秒間は沈黙して、共有してもらうまでに間を持ちます。 早すぎるタイミングで遮らないようにしましょう。
  • 傾聴します。 アイコンタクトを行い、ボディランゲージで相手を受け入れていることを示します。安心させる声のトーンで話します。常に相手に関心を向けます。 メモ取りは記録者に任せます。
  • 参加者に見せてもらう、語ってもらうことを促す。参加者に製品やサービスをどのうように使うかを見せてもらうようにお願いします。この製品・サービスの使用に関して何が困難なのかを尋ねます。参加者が製品・サービスを使用している場面を記録し、チームと共有します。
  • 話を聞くときは、下記の障壁を避ける。
    • 判断
    • 仮定
    • 感情的誘因
    • 心の迷走
    • 話者を訂正すること
    • 自分の頭にある解決策への到達を急ぐこと
    • 自分の見方を共有すること
    • 参加者の話の終わりを自分でまとめてしまうこと
    • アドバイスの提供
step 5

最終質問によるまとめ

司会者がカバーしなかった情報を共有する機会と、司会者に質問する機会を参加者に与えます。

step 6

感謝と返礼

参加者が時間を割いてくれたことに感謝し、お礼を申し出ます。

step 7

セッション後の報告

各セッションの30分後、まだ記憶が鮮明な内に、発見した内容について簡単に話し合います。驚いたことや予想外の事象はどのようなことでしたか? 初めて知ったことは何でしたか? 役立つことは何でしたか? 際立っていたことは何でしたか?

step 8

インタビューの継続

インタビューごとに、手順1 から7 を繰り返します。

step 9

データを洞察に転じる。

すべてのインタビューの終了後に、その情報を理解する時間になります。これは、行動の重要なパターンを発見し、ユーザーのニーズや問題を解釈する上で重要な部分です。

まず、メモと記録から観察内容を振返ります。重要な観察と重要点を付箋に転記して、親和図を作成します。行動と動機のパターンを示す(観察の)付箋をグループ化します。付箋を丸で囲んでクラスタを形成し、ラベル付けをします。ラベルはユーザーの視点から記述しましょう。ラベルは付箋のグループの要点を捉え、その内容を要約していなければなりません。付箋をグループ化した後、ラベルを確認します。複数のクラスタ間で共有されている状態で、より大きなテーマがある場合は、それらを再グループ化して、テーマにラベルを付けます。

次に、ユーザーの意図を表す課題記述を作成します。ユーザーが達成しようとしていることを理解するために、行動のクラスタを見ます。それは彼らにとってどのような困難でしょうか? ユーザーのニーズと問題を解釈します。このフォーマットで課題記述をすると、ターゲットユーザー、ニーズ、および立証する証拠のまとめに役立ちます。機能や解決策ではなく、ユーザーの意図に焦点を当てます。

ユーザー [ユーザーの名前]
は、これを必要としています すなわち [ユーザーが達成したい目標、仕事、活動]
なぜならば [調査データから導きだすユーザーに関して根拠となる情報]

筋の通った証拠とともに、ユーザーのニーズを反映した、数多くの課題の記述が出来上がることでしょう。
ビデオ、画像、引用等で証拠を裏付けることで、ユーザーにとっての問題を、説得力のあるストーリーで伝えてくれます。他の研究活動から理解したことや機会を組み合わせることも可能です。

さらに、ペルソナ共感マップ現在のジャーニーマップコンテキスト マップを作成し、チームに詳細を伝えます。

step 10

発見した内容をチームと共有

洞察をチームと共有し、ユーザーに関する共有理解を構築します。望ましい製品やサービスを創造しながら、チームは情報に基づいた意思決定を行うことができるようになります。