Guerilla Research/Testing
(ゲリラリサーチ/テスト)
自由に使える方法を駆使し、迅速かつ低コストに人々の洞察を獲得し、情報に基づいた意思決定を行う。
ゲリラリサーチやゲリラテストは、屋外の公共の場で人々に接触する方法です。一般の人々に接触して2、3 の質問をし、トピックについての意見を聞いたり、彼らに自らのアイデアを提示してそのフィードバックを得たりします。
これは本質的に即興の方法です。時間、予算、その他のリソースに制約がある場合に最適です。低コストかつ短時間で実際のユーザーフィードバックを得るための方法です。洞察の中には、全く無いよりもよいものがあります。他にゲリラリサーチが適している条件は、以前の体験や特定の分野の知識を必要としない、一般的な製品またはサービスなどがあります。さらに、一般的な第一印象と、あなたの製品の価値を人々が理解しているかどうかを知りたいと考えている場合も適しています。
健康、金銭、性別、恋愛関係など、慎重に扱うべき内容のトピックを探求する場合は、ゲリラリサーチは避けるべきです。例えば製品を使用するユーザーの状況がその使用に大きな影響を与えるが、コンテキストで人と語り合うことができない場合や、参加者に特定の分野の知識がなくてはならないときなどです。
考慮すべき利点と欠点がいくつかあります。利点は、安価で手間と時間がかからず、多くの情報を得ることができるという点です。欠点は、サンプルサイズが小さい、ペルソナを代表するものではない、拒絶される可能性が高い、適切な質問をするのに十分な時間が取れない、等があります。
What you’ll need
- ペン
- ノート
- インタビュー/テストの対象者
- 同行者
- 自分のアイデア/プロトタイプ
- 人々に接触することができる環境
- 録音・録画装置
- お礼
- ディスカッションガイド
Prerequisite Activities
Downloadable Materials
準備
変更を加えた調査計画の作成
全ての調査またはテストは、常に調査計画から開始します。データや情報を収集する理由を理解します。手順指示とテンプレートについては、調査計画を参照のこと。リソース、時間、範囲を削減するために変更を加えます。
以下の領域における変更を考慮する。
- 適用範囲:このゲリラリサーチの目的、目標、期待される結果は何ですか? 時間とコストが厳しいため、研究範囲を絞ります。問題や解決策を完全に探究するのではなく、その一部を参加者と共に探究します。このゲリラリサーチから学びたいことを明確にしておきましょう。
- ディスカッションのトピックまたはアイデア:参加者にどのようなトピックや質問を尋ねますか? また、何を見せますか?参加者との会話の中で、探究したいトピックや質問をいくつか草稿しましょう。アイデアを表示する場合は、あらかじめ他の関係者とテストしておきます。
- 場所と環境:人々に接触することができる環境を探します。公園や大学のキャンパス、コーヒーショップなどは、人々がすでにくつろいで前向きな気分になっている可能性があるため、接触するのに適した場所です。場所への移動時間を除いて、外出時間は2 時間程度を予定しましょう。天候や、調査に影響する要素も考慮しましょう。
- 参加者の条件:接触する人数は何人ですか? 狙いは、5〜8 人で、一人当たり5〜15 分を目標にしましょう。洞察を得ることと、参加者に手間をとらせていることをうまくバランスしてください。
- 同行者:他に誰が関わりますか? チームからもう一人、連れて行きましょう。他のチームメンバーと同行することで、情報を共有したり、アイデアが飛び込んだり、自信を持って人々に接触することができます。そのメンバーと一緒に、あるいは別々に対象者に接触することになります。参加者に心地よい状態を維持するために、同じ人物に接近するのは一人か二人にしましょう。6 人のチーム全員で一人の対象者に接触することのないようにします。
- データ収集方法:データの収集方法どうしますか?? セッションは記録しますか? 参加者に撮影あるいは録音が可能かどうかを尋ねます。各セッションの後およびセッション後の報告中に、ペンとノートを使ってメモをしましょう。
- お礼:可能であれば、参加者には、ささやかな謝礼を渡しましょう。これは、少額がチャージされているコーヒーショップのギフトカードなどでよいでしょう。
資料を収集する
あらかじめ資料を準備しておきます。予定を2 -3 時間程ブロックし、チームの他のメンバーと共に外出する。
手順
現地到着
場所を調べ、同行者と簡単に打ち合わせをします。周囲に接近できそうな人はいますか? 天気はどうでしょうか? その時の騒音のレベルはどれくらいですか? その場所はゲリラリサーチを行うのに、本当に適した場所ですか?
一般の人に接触し、自己紹介を行う
接触する人を探します。自己紹介をしながら、以下も伝えます。
- 自分と話す時間が少しあるかどうか尋ねる。
- 自分が何者か、なぜそこにいるのかを説明する。
- 質問と、何を求めているかを説明する。
- 対象者に時間を10 分割けるかどうかを尋ねる。
- 謝礼について説明する。
- 記録をしても良いか尋ねる。
アイデアを開示する
アイデアを開示して見せます。自分のアイデアに対する対象者の反応を観察し記録します。
セッション中に行うこと
インタビューの最中に以下の方策を実践します。
- フォローアップの質問。 質問によって、参加者の見解を明確にしたりより深く掘り下げたりして、回答理由を見出す。
- 手順の実行を声に出して行う。 対象者にあなたのアイデアを取り込むときに、考えていることを声に出すように依頼する。
- メモは最低限にする。 常に相手とその瞬間に連携すること。その後メモを取る。
- 話は少なく、聞き取りと観察をより多く。 参加者の発言と、その考えの共有ができる余地を確保する。参加者に発言を促してから12秒間沈黙を保ち、共有するまでの間を与える。
- 話を軌道に乗せる。話は容易に脱線する。限られた時間で、目標が達成できるように、話を軌道上に乗せましょう。
- 対象者のアイデアを受け入れる。参加者に対してその意見の概略をフィードバックしてもらいましょう。
- 対象者の時間を尊重する。 時間を尊重し、留意する。対象者に10 分と言ったら10 分を守り、それ以上延長しない。
- 無益なセッションは早めに終了する。 対象者の意見と情報が、アイデアや研究目標には役立たない、もしくは無関係である可能性がある。そのような時は、会話を早めに切り上げること。
対象者に感謝し、メモを取る
参加者が時間を割いてくれたことに感謝し、報酬を申し出ます。後で同行者と再度訪問する時のためにメモを取ります。重要点と注目点を読み上げます。

目標を達成するまで繰り返す
接触する次の人を探し、目標に到達するまで、手順2 – 5 を繰り返します。
セッション後に報告する。
同行者と共に、メモと記録を確認します。上手くいったものと変更の必要があるものをハイライトします。新しい質問やアイデアがあれば書き留めます。 その他のメンバーとのミーティングを設定し、発見したことを共有します。